5月23日(金)ART合同走行 晴れ ドライ
前日のフリー走行では、約一年ぶりのR1で走行を満喫した山本選手。予選落ちと言うスタッフの不安を気にもせず淡々と走行をこなす。気になる一回目のタイムは 2'19.409。スタッフに焦りが見える。本人も気合を入れなおし2回目の走行。結果、2'16.457まで詰める事が出来た。しかしこのままのタイムでは確実に予選落ち・・依然として不安が残る。
5月24日(土)公式予選 曇り ドライ
緊張の予選当日、この日まで全て中古タイヤで走行してきた山本選手。満を持して新品タイヤで挑む。予選はA/B各グループによって午前・午後2回行われる。今回はレース作戦よりも予選通過が最大の課題。ライダーの未知の部分を我々スタッフがどのように引っ張り出せれるかで決る為、走行前に入念にマインドコントロ〜ル処置をライダーに施す。予選1回目、2'16.822 でB組25番手。前日よりタイムがでない。インジェクションのセッティングもイマイチ・・焦りながらもセッティング変更と再度マインドコントロ〜ル実施。予選2回目、2'15.209 出ました自己ベスト!B組では19番手ですがびみょ〜なタイムなので正式結果が出るまで緊張です。
結果・・・
注目の予選総合結果が出ました。予選総合40位、JSBクラス26位でした。これで明日の決勝へ向けじっくり作戦を練る事が出来ます。山本選手の最後の踏ん張りと粘り強さが発揮されました。決勝は何としても彼を上位に導くことがクルーの使命となりました。
予選終了後(深夜)
毎年耐久恒例のピット作業練習が始まりました。長時間のレースではピット作業で殆ど結果が決まります。ライダーが同一ペースで貯金していてもピット作業の数十秒の遅れは走行タイムでカバーする事が出来ません。燃費計算・燃料給油量・給油速度・タイヤ交換など、連携の取れた素早いピットワークが重要になるので深夜まで繰り返しピット上で行いました。この光景を見てたら『あ〜去年もやったな〜』って思いにふける私でありました。
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