2011年3月27日 伊那サーキット電気バイクレース「Zero Emi GP」に参戦しました。と言っても、直前に棄権したチームがあったのでレース形式のタイムアタックとなりました。今回は電池更新の都合と車両在庫の関係から、新電池搭載のZ6(スクータータイプ)で挑戦しました。
伊那サーキット 1.013km
前年のベストラップ 1分21秒043 ベストラップ平均速度44.998km
Native Z6のベストラップ 1分06秒157 ベストラップ平均速度 55.123km
8周トータルタイム
前年のベスト 11分03秒115
Native Z6 9分03秒750
午前中のタイムアタック時に、10周を周回したために電池容量が60%に低下したので小型発電機での充電を試みました。しかし電流が足りず思うように充電できなかったため推定75%充電で午後の決勝に臨みまましたが、ライダーがサーキットに慣れたこともあり、決勝で約1秒ラップタイムを短縮することができました。
また走行を見たレース参加者の方々も、昨年までとのスピードの違いから「電動バイクレースの本格的なコンペティションが始まる予感がする」「昨年までの牧歌的な走行ではないレースって気がする」という評価もいただきました。
ライダーコメント
「意外とすんなり馴染む事ができましたが、電気バイクには電気バイク独特の乗り方があるのが分かりました。特にコンペティションな状況ではガソリンとはまったく違う乗り方が必要になってくる。たとえばコーナーにおいても鋭く突っ込んでからモータートルクを活かした鋭い立ち上がりをすると速いかもしれないが電力を消費してしまうので、早めにコーナーに備えて減速しコーナー中の速度を維持したままできるだけ電力を使わないで加速することが求められます。決勝では充電量の不足から直線の速度は伸びませんでした(85km→80km前後の落ち)が、コーナーリングを工夫しラップタイムを短縮できました。また、フロントが浮くぐらいのパワフルさはシグナルスタートでは最高の威力を発揮します。ファイナル(スプロケットセッティング)を詰めて100kmぐらいストレートで稼げればもっと短縮できると思います。またバンク角が深くとれないスクータータイプのNativeZ6ではなくネイキッドのNativeSであるなら、もう5から7秒タイムを短縮できるはずです。この静粛かつパワフルさはとてもはっきり言って楽しいの一言!現在国内で市販されている電動バイクの中でも最高の電動バイクですね!」
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