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5月24日(金)ART合同テスト
今年初の鈴鹿でのレースが200qとなりました。開幕戦では冷却系トラブルで決勝を走りきる事が出来ず、今大会にはニューマシンを導入し参戦の予定でした。しかし直前まで納車が間に合わず、またもや急遽旧タイプでの参戦となりました。開幕戦MINEでのデータを中心に、事前テスト無しの状態で鈴鹿入りする事となりました。金曜日のテスト走行時間は約1時間。午前&午後で今季鈴鹿初走行となり、ライダーにもプレッシャーの掛かる走行となりました。(今季サーキットコース改修後、ライダーは一度も走行していない為)
ART合同テスト総合結果
結局、初日午前タイム 2’20.360 午後タイム 2’17.427 で参加台数67台中36番手の位置で初日テストが終りました。今回は200kという事も有り、8耐を目指すチームの参加が多く見られSBクラス(SB/JSB1000/S-NK/PT)と4クラス混走での大会になりJSB1000は16台エントリーしています。JSBクラスでは8番手のポジションでした。翌日の予選に備え、更に車体の詰め作業に掛かります。
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5月25日(土)公式予選
今大会はスプリントレースでありながら、200q(35周・1時間半)を走行するセミ耐久レースという事もあり上位完走を目標にセットアップを図ることとしました。給油量、発熱時における車体挙動の変化、タイヤの特性、気象条件の変化など、極力ライダーへの負担を軽減する方向でセッティングを試みます。使用するマシンは旧型とはいえJSB仕様での鈴鹿は初めてなのでデータ収集作業が肝心になります。予選は午前&午後ともに時間一杯セッティングに費やし、後半でアタックを試み決勝に備える事となりました。方向性も定まり、予選一回目 2’16.441 2回目 2’15.208 予選総合35位で決勝へのコマを進め、JSB勢でも予選8位という位置に付く事が出来ました。短時間でのセットアップ&テストはライダー榊原選手のパフォーマンスを存分に披露しており、レースにかけるモチベーション、集中力は職人の一言に尽きます。決勝は何としても彼を上位に導くことがクルーの使命となりました。
予選終了後(深夜)
土曜から鈴鹿に入る予定のチームスタッフ・機材と合流後、耐久恒例のピット作業練習が始まりました。長時間のレースではピット作業で殆ど結果が決まります。ライダーが同一ペースで貯金していてもピット作業の数十秒の遅れは走行タイムでカバーする事が出来ません。燃費計算・燃料給油量・給油速度・タイヤ交換など、連携の取れた素早いピットワークが重要になるので深夜まで繰り返しピット上で行いました。この光景を見てたら『あ〜もうすぐ8耐だな〜』って思いにふける私でありました。
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感謝!感謝!
波多野紙工様より新調して頂いたピットボードに、協賛各社様記載させて頂きました。左より、センタースポーツ・パワーズ様(スキースノーサーフSHOP)、明生クリニック様、ヤマハ発動機様、RKエキセル高砂工業株式会社様、NGK日本特殊陶業株式会社様、MOTULテクノイルジャポンK.K様、日星住宅株式会社様、川上自動車サービス(denkichi)様、モトスペース小林社長、林&康、GARAGE526様、感謝で一杯です。ありがとうございました。その他応援して下さった多くの皆様、この場をお借りして厚く御礼申し上げます。
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記念撮影
今大会には多くの方々が応援に駆けつけて頂きました。全日本選手権ならびにオートバイレースの更なる飛躍と発展を心から願い今後もレース活動を致します。
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ピットウォーク
決勝当日のピットウォークは大盛況。数万人規模での入場だと思います。華やかなピットを一度でもご覧になればレースの虜になること間違い無しです。キャンギャルステージやイベントなど盛りだくさんで飽きる事が有りません。ピット前ではこれからレースを控える車輌を熱心に観察・撮影するファン、選手と記念撮影&サインをするファンなどで一杯です。マーケティングにはもってこいかも?
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5月26日決勝レース
午前9時半よりウォームアップ走行。決勝に備え最終チェックをする。決勝レースのピット作戦は、前日までタイヤ交換無しの予定でしたがウォームアップ終了後、リアのみ交換する事となりました。しかし事前よりタイヤ交換時のスペアパーツ(スプロケット・カラー等)が皆無に近かったため多少タイムロス覚悟で手作業交換が必要になり最後までシュミレーションを反復する状態でした。午後2時過ぎ、グリッド35番手10列目からフルタンクで決勝スタート!1周目を32位で通過、熾烈な中盤争いの中でも淡々と順位をキープする。平均ラップタイムも16秒台を終始キープ。ピットインに備える。レースも10周目を越えたあたりからピットインするチームが徐々に増え始める。スタートから20周経過、ピットインの合図が出されピットが慌しくなる。クルー全員が緊張しまくりマシンを迎えてリアスタンドを架けると同時に練習成果を発揮。ガスチャージ10L12秒で終了。続いてリアタイヤ交換インパクトでアクスルを抜き手作業のスプロケ&カラー移植後タイヤ装着。極度の緊張で手がプルプルしながらも無事全作業終了。トータル35秒弱でコースに送り出す。多少ピット作業で時間が掛かり今後の課題がまた一つ増えました。しかしその後もライダー榊原礼視&R1はレース後半まで自己ベストを更新しながらチェッカーを迎える事となりました。
最終結果はSB総合26位・JSBクラス8位 Best2’15.033 という好結果に終りました。チームとしても念願の初ポイントをゲット!完走とポイントゲットで今後の重要な財産を築きあげる事が出来ました。ご声援してくださった多くの方々、感謝に尽きます。ありがとうございました。
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